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アニマルセラピーって何?
グリーンチムニーズから学ぶ
日本でも、アニマルセラピーを医療、福祉や子供達の教育の場に取り入れる活動が始まっています。
1947年にアメリカでグリーンチムニーズという医療施設が創設されました。
麻薬、アルコール中毒など、色々な理由によって親から虐待された子供達が、自然と動物達との関わりを 通じて人間が生きていくのに必要不可欠な愛を学び心の回復、自律していくという素晴らしい教育がさ れています。 |
人間にとって大切なものとは?
  
人の価値観は様々です。その人にとって一番大切なのは、家族であったり、物質の財産だったり名誉かもしれません。でも人にとって共通なものがあります。それは、人は愛されることによって愛を学んで成長するという真理です。私達は誰でも自分が必要とされ、自分が人のために役立つと感じる時に、心と思いが満たされ幸福感を味わうことが出来ます。私自身もそうです。動物に関わる仕事を通じて、飼い主様に喜んで頂けると少なからず、もっともっと情報を取り入れ、勉強して役立ちたいと動かされます。このグリーンチムニーズの施設に連れてこられる動物達も、やはり虐待されたり、事故によって傷ついたりと問題を抱えている動物達がやってきます。そこで、ここにいる子供達には担当する動物が割り当てられ、上の写真にあるように鳥、馬ウサギや他の動物達の世話をします。
子供達は何を学ぶのでしょうか。自分が世話をしている傷ついた動物は、自分が世話をしなければ元気を取り戻すことは出来ない、自分が必要とされているという自覚から、責任感や回復の過程を通じて彼らの心が満たされ、自分自身の心も回復していくことができます。私もグリーンチムニーズの創設者のロス博士が来日された時に、お話を伺う事ができましたが、動物達の人間を元気にする大きな力に感銘いたしました。
この他、アメリカでは刑務所においても暴力的な受刑者に動物の世話を任せるというプログラムを取り入れ、良い結果を生み出しています。つまり暴力的な傾向から思いやりを持つという人格上の変化を遂げています。
日本でも、最近は老親ホームなどで実際に動物達が飼育されたり、ボランティア活動によって、定期的に動物達と触れ合う、動物介在介護がなされることにより、セラピー(癒し)の効果がみられています。
私達は、一人で生きているわけでも、人間だけの交流によって生かされているわけでもありません。
地球号の中で共存するものとして、人間も、そして動物や自然界を大切にに支えあうことにより、本当の意味で幸福になり、尊い生き方をしているのではないでしょうか |

わたしたちは何をしますか
私達は動物たちと生活する中で多くのものを与えられています。安らぎ・癒し・慰めを。でもそれは自動的に得られるものではなく、楽しく共存するには絶対にルールが必要です。それは『躾(しつけ)』です。それは人間の子どもに置き換えると分かりやすいと思います。可愛いからと躾をせずに子どもを甘やかし、言いなりになっていると何が起きますか?親に敬意を払わずにわがままで自分勝手で周りからも愛されない子どもに成長し、その結果、親を悩ますことになります。ペット、特に犬も同じです。犬は指導者を必要とする動物なので、きちんとした躾をしてルールを教えるなら、飼い主にとって「自慢の子」となり、癒してくれる存在となります。しかし、躾をせずルールを教えられないなら、どんなに小さいチワワでさえ飼い主を馬鹿にして従わないばかりか攻撃さえしてきます。それは犬の性格が悪いのですか?いいえ、躾けない飼い主に責任があります。少し厳しい言い方かもしれませんがこれは事実です。そのままいくと飼育に手こずり、挙句の果てに虐待→放置→捨てるという結果になります。ペットの素晴らしい癒しの効果から私たちが最大限の元気や慰めが得られるように、是非正しい躾の知識を身につけていきましょう。 |
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