生後三、四日はたっていたでしょうか。朝のゴミ捨ての際に、ゴミの収集所に袋に詰められ捨てられていました。 勿論、人為的なものですが、よくゴミと一緒に生きたまま捨てることができるものかと、今でも思い出すと怒りと悲しみとでいっぱいなります。保護した時は、必死で三時間ごとのミルク、排泄の世話など、思い返すと必死の毎日でした。
この子は、生後一ヵ月半位の時に、通りかかった公園でカラスに突かれていました。一度は戻り始めたのですが、やはり気になり、戻って保護し、傷だらけになっていましたが一ヵ月後には元気になりました。 この子は、とても頭が良くて芸を教えると、すぐに覚えます。犬のようにボールを持ってきます。 ちなみに我が家の犬はボールは、投げても持ってきません。
ダックスは猟犬なので、暫くは猫のことを隠していましたが、すぐに見つけてしまい、しかし怒るどころか排泄の世話から何から何まで面倒みの良いお父さんになってくれて本当に助かりました。この子たちは、ダニーのことを親だと信じています。 人間でさえ、昨今は、自分のこどもを捨てたり虐待したりという世の中で、自然の情愛は種をも超えたもので、素晴らしいと教えられています。